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出会った時はメガネっ娘で、度があってなかったのか、目つきが悪く、気が強そうに見えたが、コンタクトに変えてからはそんなことも無く、結構もてるらしい。
抱く方の友人は、俺を裏切らない、彼女が受け入れやすい外見という事を考えて中島(仮名)を選んだ。
中島は背が高く顔もまあまあいいが、大人しい所がある。
かなりのエロ好きで、エロDVDやエロゲーをやたらたくさん持っている。
まずは二人を引き合わせるために、俺の部屋に呼ぶことにした。
もちろん二人には何も話していない。
先に中島が来た。
こいつはいつも約束の時間よりも、かなり早くやってくる。
俺 「今日俺の彼女来るからな。可愛いから期待してろよ」
中島「期待って、山下(俺仮名)の彼女じゃなあ」
二人でパソコンいじってると、少しして由香もやってきた。
中島がいるので驚いてる。
中島「ども」
由香「あ、こんにちわ」
俺 「由香が手料理作ってくれるっていうから、中島も呼んだんだよ」
由香「もぉ、先に言ってくれないと、材料が足りないじゃない」
中島「あ、だったら……」
帰ろうとする中島を座らせる。
俺 「いいよいいよ、後で俺が何か買ってくるよ」
後で用事が出来た振りをして二人きりにしようと思っていたが、言い訳の手間が省けた。
それからは雑談に華が咲き、二人とも顔を合わしたのは初めてだが、割と打ち解けたようだ。
由香「あっつーい」
俺 「暑いなら脱げば?」
由香「この部屋が狭くて暑っ苦しいのは、物が多すぎるからよ。このゲームとか捨てれば?」
俺の軽口を無視して、エロゲーの箱をばんばん叩く。
由香「彼女がいるのに、こんなゲームするなんて変だよね?」
中島「うーん、そうだね」
中島「やっぱり加藤(由香の上の名前 仮名)さんに失礼かもしれないね」
裏切り者の中島を恨みつつ、少し仲良くなった二人を部屋に置いて、買い物に出かけることにする。
由香が一緒に来ると言い出すかと思ったが、そんなこともなく家を出た。
エレベータで下り始めると、今二人が俺の部屋でどんなことをしてるか、何を喋ってるか気になってしょうがなくなった。
元々二人を置いて出かけることにしていた俺は、PCの録音をオンにしていたが、後で聞けるとは言っても、心臓のバクバクが止まらない。
少し遅めに帰るためにコンビニで立ち読みしていた時も、もしかしてキスぐらいしてるかも、いや、セックスも、なんて妄想が出始める。
冷静に考えると、そんなわけないんだが、その時はそういう考えが頭の中をぐるぐる回っていた。
家に帰ると二人は普通に出迎えてくれて、由香の料理をみんなで食べた。
中島は「うまいうまい」とバクバクと食べ、由香がやけにうれしそうなのが俺の嫉妬心を刺激した。
中島が先に帰り、由香も今日は帰ると言い出したので、俺も早く録音が聞きたかったこともあって、引き止めずに駅まで送っていった。
録音を聞いたが、俺が半ば期待・半ば無いことを願っていたようなことはもちろん無かった。
俺が嫉妬したところだけ抜き出すと。
中島「加藤さんは……」
由香「あ、由香って呼んでいいよ。友達はみんなそう呼ぶから」
中島「……由香ちゃん?」
由香「うん、中島くんの下の名前はなんていうの?」
中島「え、お、俺はいいよ。中島で」
由香「あはははは」
俺が帰ってからは、中島は加藤さんって呼んでいた。
二人ともかなり仲良くなっているのが気になる。
後日、中島も「加藤さん本当に可愛かったな。うらやましいよ」と、
由香も「中島くんカッコよかったね。優しいし、もてそうだけどなぁ」
と引き合わせも大成功みたいだ。
大成功だからこそ、実行に移すのにためらってしまう。
一回だけ抱かせてみるつもりが、本当に取られてしまったらどうしようと思うと、また嫉妬で心臓のばくばくが止まらない。
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